おもしろい記事をみつけまして。
国際的な嫌われ者『黄砂』が
海のサカナを育てる不思議 温暖化対策にも?
あと最近は、
ロックダウンで都市の大気汚染が軒並み改善
200キロ離れたヒマラヤの姿も
ベネチアの運河がきれいに
新型コロナで観光客減り
新型コロナにより 地球が息を吹き返した
なんてのもありましたね。
さて、もうお分かりの方もいらっしゃるでしょう。
今日は
わたしたち人間にとって
一面のみを見ると害と成されるものは、
もしかするとある種にとっては直接的な恵であったり、
わたしたち人間にとっても巡り巡った間接的な恵となりえるというおはなしです。

昔の上司に、こんな人が居ました。
「俺の遺伝子は、残すべきじゃない。
この世の中にとって害だ。
だから子どもを作ることは今後の人生もない。」
当時20代前半だった私は驚きました。
この人はどんだけ自分の存在を許せていない人なんだろうかと。
自分を許せず、存在を認めることができない。
むしろ、許したいとも認めたいとも思わない。
自分を害とまで認識し、俺にはそれでいいのだと、
大きな覚悟をもって受け入れている。
過去に最愛の恋人を事故で亡くして以来、
自死する勇気もないままに、そんな風に生きてきたのだと。
このようなことはおそらく、珍しい事例でもなんともないのだろう。
彼に限った話ではなく、
世界中に同様の生き方をされている人はきっとたくさんいらっしゃるのではないだろうか。
さすがに彼ほどに自己評価や自己存在価値の認識が低すぎるが先にある種の悟りの境地まで達する人はそう多くはないだろうけど、
似たように、ある種の自分に対する呪縛をかけている人は想像以上に多いのではないだろうか。
しかし私個人としては、
彼のその「自分は害だから遺伝子を残すべきではない」という信念には
(強さに感服する部分もあれど)10年以上経った今でも納得していない。
100歩譲って彼を害と定義したとしても。
若かった私はその方にとても影響を受けた。
10年たった今でも
『あ、昔あの人が言っていたことはこういうことだったのか』と
点と点が結ばれたように気がつくことが今でもあったりするほどに。
すごい人だったんだなぁと。
無知だった当時の私は気づけなかったけど、
彼はいつも会話の端々に拘り、
向き合ってくれていたのだなぁと感心させられます。
私はこんなに、影響を受けている。
そんな彼が害だなんて、やっぱり思えない。
私にとっては、彼の存在は、
恵でありギフトだった。
誰かにとっての害も、
誰かにとっては恵となりえる。
私の中で、証明は完了している。
***
さて、最初にご紹介したリンク。
これもすべて、今日のテーマに繋がっている。
一つ目のリンクでいう「害」とされるのは、「黄砂」。
毎年その季節になると窓が黄色くなり洗濯物も干せないほどになるという、
そこに暮らす人間にとって困った自然現象。
これまで人間的目線でこの黄砂を「害」と一辺倒に定義されてきた。
が、一方で「恵」となる種もあったというのがこの記事だ。
大陸から遥か遠くまで風に乗り
様々な大気中の物質を吸着しながら飛ぶ
砂つぶくんの長い旅。
吸着した有害物質が人間のアレルギーを引き起こすことも多い。
実際に健康を害するわけだから確かに「害」という一面もある。
しかしその長い旅を終えて海に落ちた砂つぶくん達に吸着されていた物質が溶け出すことによって、その場所の魚や海藻たちが生き生きとするのだそう。
詳しくはリンク先の記事を読んでほしい。
私たちは、その海の、魚たちの恩恵を確実に受けている。
そして。
残りの3つのリンクでいう「害」とされるのは、
言うまでもなく「新型コロナウィルス」である。
いま世界中で猛威を振るい、人類を脅威に陥れているウィルス。
これもある意味自然現象であるが、実際に健康を害し命を落としている人がたくさんいらっしゃる訳だから、これももちろん確かに「害」と呼んで良いだろう。あくまで人間目線であるのだが。
それに関しての考え方や捉え方などは
過去のブログで再三書いてきているので未読の方はぜひ読んでみてほしい。
これもまた、
コロナウィルスは人間的目線で「害」と一辺倒に定義されている(せざるを得ない)真っ只中である訳だが、
その反面、驚くことがたくさん起こっている。
大気汚染が深刻だったインドでは、自宅からそれまで見えたことがなかった200キロ先にあるヒマラヤ山脈が見えるようになったという事例や、ベネツィアでは観光客の現象でかつての古き時代を思わせる美しい水が人々を感嘆とさせているという。
4つめの記事の言葉を借りれば
「地球が息を吹き返している」である。
「害」は、確かに「害」である。
しかしそれは、1方向からの見方でしかない。
「反面」も見てみる。これはすごく大事。
何事も。日常のちょっとした事でも。
(これ昨日も書いたなぁ…すべては繋がっているのだから仕方ない)
***
「一概には言えない」
「そうとは限らない」
この“グレーゾーン”があるから、私たちは自由なのかもしれない。
***
そしてもっというなら、
本当の「害」は、果たしてどっちかな? なんて。
まぁこの追求は、今は、まだ。
デリケートな時期なので、厳しいと判断。
もう少し状況が落ち着いたら、ってことにしましょうか。

普段は立っているものを、あえて倒して、底を見てみる。これも「視点を変える」という事。人も同じ。
***
(わたしごと)
今日は子供たちとちょっとしたおやつパーティーをしました。
休校・休園中でなかなかだんだんと遊びも勉強もはかどらなくなってきているようでしたので。
去年バザーで買ったベビーカステラ焼き器(?)で、バナナと板チョコ入りの一口パンケーキ。
生クリームをディップして、美味しかったしとても楽しめました。
アトリエとしては、
九州に住む古い友人(腐れ縁)が、新居を建てたため玄関に飾る作品を作って欲しいと特注で依頼してくれて、嬉しかったなぁ。
製作はワクワクするけれど、勝手知ったる間柄でしかもその方はアートなんかには全く興味もないタイプなので、気に入ってもらえるかちょっとビビっていたりします(笑)
全く知らない方からのオーダーより、少し気恥ずかしさなんかも、やっぱりあります。
希望のイメージが、わたしの経験の範疇を少し逸れているので、また新たな挑戦となります。
これを超えた時、また自分は一段グレードアップしている!と信じて、真摯に向き合いたいと思います。
そういえば
先日のブログでも紹介したSugarPumpkinsのMihoさんのブログで
またもやこのブログを紹介してくださっていました。
本当にありがたい事です。(´∀`)サクヒンノレビューメールアリガト~♡オヘンジシマスネ♡
10月にSugarPumpkinsさんが参加するコンベンションで
当店のレジンアート作品を何点かディスプレイ用にお貸しすることになっています。
シュガパンベアーちゃん達とのふわふわキラキラな世界観のコラボをぜひ楽しみにしていてください♪
それでは今日はこの辺で。良い夢を。
RIU
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